あーてぃちょーくのおんせんブログ

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『新聞記者』感想|単なる告発映画ではない、一般化したテーマ性

官邸に疑心の目を向けた映画だが、高いメッセージ性から日本アカデミー賞作品賞、さらには主演女優賞・男優賞の3冠に輝いた作品。受賞を記念して再上映がかかっていたので、映画館まで見に行ってきた。 新聞記者として真実を求める姿勢を貫く吉岡(シム・ウ…

映画『パラサイト 半地下の家族』感想|匂いの演出、親北ギャグ、トイレの蓋

遅ればせながらですが。カンヌとアカデミー賞のダブル受賞を果たした、ポン・ジュノ監督の意欲作。 ブラックユーモア溢れる風刺の効いた映画で、所々笑えました。一方で、後半からは展開が二転三転する緊張の連続。 貧富の格差を、住む場所の高低(丘の上の…

映画『劇場版SHIROBAKO』感想|夢の途上にいる若者へのメッセージ

面白かったし、最後は少し泣けた。 あれから4年。アニメ制作会社「武蔵野アニメーション」は下火となっていたが、新たに劇場アニメを作ることで制作プロデューサーを務める主人公・宮森(みゃーもり)たちが再び夢を追いかけようとする。 『SHIROBAKO』のア…

ドラマ『テセウスの船』真犯人ネタバレ感想(最終回更新)|せいやのファンで見始めたら、、「犯人が気になる!」

1−3話 4−5話 6話 7話 8話 9話 10話(最終回) 1−3話まで視聴。 『テセウスの船』、最初は僕の好きな霜降り明星のせいやがドラマ出演ということで見始めたが、緊張感のある展開で面白く見れている。 何と言っても主役の竹内涼真のみなぎるフレッ…

映画『1917 命をかけた伝令』感想|ワンカット映像はすごいが予想通りすぎた

良くも悪くも期待通りの映画だった。 監督サム・メンデスの祖父の実体験をもとに、第一次世界大戦中の2人の兵士が決死の伝令任務に挑む姿をワンカット風の映像で描く。 予告を見て面白そうだと思い鑑賞。全編ワンカットで戦争中に伝令の任務、という触れ込み…