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映画『約束のネバーランド』感想|意外と良かった!原作ファンでも楽しめる約ネバ

期待値低めで行ったからか、結構楽しめました。

約束のネバーランド

アニメ2期が放送中の、人気漫画の実写化です。内容としてはアニメ1期分プラスアルファ、という感じです。界隈からは配役より年齢が下のキャラクターを演じられるのか?監督が平川雄一朗さんだけど大丈夫?と公開前から不安の声が上がっており、かくいう自分も原作ファンなので若干の不安はありました。しかし実際見てみると、「これはこれで良いじゃないか!」と思えたのです。

映画の設定として、原作の出荷の年齢からは引き上がっている(原作では12才だが本編では16才)けど、ほぼ違和感なかったですね。説得力のあるプロットのためには仕方ないと思います。主役の同級生3人を演じた、浜辺美波さん(20)、板垣李光人さん(18)、城桧吏さん(14)は実年齢が離れていますが、それぞれのキャラの魅力を出せていたと思いますし、農園の雰囲気作りがちゃんとできててすごいなと思いました。子役たちの可愛さに救われていた部分もあるかも。フィルこんなかーとか笑

浜辺美波さんのエマ大天使。不思議と説得力あるし、陽なキャラと陰のキャラをうまく演じてたと思います。ノーマン役の板垣李光人さんも上手かったですね。カッコいいノーマンにピッタリ。北川景子さんのママ・イザベラもさすがって感じ。リアルでもママになってるから愛情の説得力が半端ないです笑

主役3人
良きトリオ

渡辺直美さんもさすがコメディアンって感じでクローネのキャラを面白おかしく演じていました。キャラ設定に合わせて編集で速く走ってるように見せてたのが面白くて笑いました。

ギルダ役の子(安藤美優さん)も可愛かったしほんとハマり役だなーと思いました。ネタバレになるから詳しくは書きませんが、最後のサプライズ出演の俳優さんにもビックリしました。

ギルダ
ギルダを演じた安藤美優さん。似てる

キャストの演技に関しては、もちろん子供を演じる難しさ、というものはあると思いますが、自分は上質な”演劇”を見てるような気分になりました。芝居がかってるけどそれでいいみたいなことですね。

悲惨だった実写版『僕だけがいない街』と監督と脚本家が同じなのになんで良かったんだろと思って調べたけど、村瀬健さんってプロデューサーの方が良かったのかも。『14才の母』『帝一の國』を手がけた敏腕Pです。熱量があったのではないでしょうか。鬼のCGとかロケハンとか頑張っててちゃんと予算割いたのが分かって良かったです。

自分は原作ファンですけど、2時間に収めるためのオミットも気になりませんでしたし、改変されたシーンも盛り上がりの演出でむしろ映画的かなと。とにかく原作を尊重した着地になってるのでまったく問題ないです(←これ重要、『僕街』はこれが駄目だった、、)。

ラストのずとまよの主題歌『正しくなれない』も好き。もともとファンなのもあって聞いてましたが、約ネバの世界観にあってるなーと思いました。

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続編もあるかもしれんなーと思いましたが、ここからのストーリーは絵的に実写だと厳しいし、北川景子さん出れないし、、。盛り上がりとかサスペンス的展開にも欠けるのでハリウッド版実写化にバトンを渡すのが良いのでは?

アニメも楽しみましょうね!!(ムジカちゃん良いよね!!!)

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