あーてぃちょーくのおんせんブログ

7点

映画『約束のネバーランド』感想|意外と良かった!原作ファンでも楽しめる約ネバ

期待値低めで行ったからか、結構楽しめました。 アニメ2期が放送中の、人気漫画の実写化です。内容としてはアニメ1期分プラスアルファ、という感じです。界隈からは配役より年齢が下のキャラクターを演じられるのか?監督が平川雄一朗さんだけど大丈夫?と公…

映画『新聞記者』感想|単なる告発映画ではない、一般化したテーマ性

官邸に疑心の目を向けた映画だが、高いメッセージ性から日本アカデミー賞作品賞、さらには主演女優賞・男優賞の3冠に輝いた作品。受賞を記念して再上映がかかっていたので、映画館まで見に行ってきた。 新聞記者として真実を求める姿勢を貫く吉岡(シム・ウ…

映画『1917 命をかけた伝令』感想|ワンカット映像はすごいが予想通りすぎた

良くも悪くも期待通りの映画だった。 監督サム・メンデスの祖父の実体験をもとに、第一次世界大戦中の2人の兵士が決死の伝令任務に挑む姿をワンカット風の映像で描く。 予告を見て面白そうだと思い鑑賞。全編ワンカットで戦争中に伝令の任務、という触れ込み…

映画『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』感想|前作とは真逆のメッセージに困惑

2回見てしまった。2回目は心穏やかに楽しめたかな。 (C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. とにかく「なぜ?」が頭の中に駆け回った最終章だった。エピソード8でビシバシ感じた“可能性”は何だったのか。 前作、エピソード8は荒削りながらも、レイと…

映画『名探偵ピカチュウ』感想|おっさんピカチュウ普通に可愛い

やはりハリウッドのCG技術はすごいなと思いました。ポケモンが普通に街にいて、人間と共生する世界が描かれています。 Ⓒ2018 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved. Ⓒ2018 Pokémon しかしピカチュウかわいいね。フサフサの質…

映画『キャプテン・マーベル』感想|女性ヒーロー爆誕と、フューリーのユーモラス、そして猫

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の最後にニック・フューリーが呼んだ、キャプテン・マーベルとは誰だったのかという話。 ©Marvel Studios 2018 冒頭のマーベルロゴに、去年亡くなったスタン・リーの映像が散りばめられるシーンだけでこっちはもう…

映画『名探偵コナン 紺青の拳』感想|京極より園子に目が行くキャラ映画

最近は「組織絡み」の映画→キャラ映画のサイクルが出来つつあるコナン映画である。今回はキャラ映画ですね、京極真成分強め。 Ⓒ2019 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会 いやー、これで京極真にガチ恋するコナンオタク女性陣も増えるのでは?と思いました。“…

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』感想・スアンはどこで涙を流したか?

すべてがお約束なのに、面白いし感動までしちゃうという、出色の韓国映画をレビューします。 あらすじ 感想 テーマ「人への思いやり」 マイルドなゾンビ描写 まとめ あらすじ ソウルでファンドマネージャーとして働くソグは妻と別居中で、まだ幼いひとり娘の…

映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』感想レビュー/タイムリープものだけど… 7点/10点

あらすじ 感想 タイムリープものだが… 『アバウト・タイム』のメッセージ キャスト陣の良さ まとめ あらすじ 「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督が、タイムトラベルを繰り返す青年が本当の愛や幸せとは何かに気づく姿を描いたロマンティ…

ドライヴ 7点/10点

主人公ドライバー(ライアン・ゴズリング)が物静かで非常にクールなのだが後に怖い一面も見せる。演出が秀逸でバックミラーを使った構図、エレベーターの照明の当て方など、実に印象的なシーンが多い。ただ、一本調のストーリーと暴力的描写が頂けない。

アクトレス 〜女たちの舞台〜 7点/10点

私が推している女優、クロエ・グレース・モレッツが出演しているので劇場へ足を運んだ。会話劇を美しい風景と優雅な音楽とともに描いている。ただどうしても主人公(ジュリエット・ビノシュ)が"堅い"という印象になってしまう。彼女よりもそのマネージャー役…

フルメタルジャケット 7点/10点

スタンリー・キューブリックによる戦争・訓練によって人が変わっていく有様を描いた作品なのだが、それにしてはシリアス感が足りず間延びしている印象がある。監督は反戦ではなく戦争そのままを描きたかったのだそうだがそれが裏目に出たのだろうか。前半の…

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 7点/10点

シリーズ中最も皮肉たらしいというか痛快なエンド。私としてはメカを使ってスマートに潜入するのが好みなのだが今作は割と行き当たりバッタリの肉弾戦が多かったように思う。トム・クルーズの拷問シーンだけでもファンの女性は見る価値があるかもしれない。

ジュラシック・ワールド 7点/10点

スティーブン・スピルバーグ監督が作り出したジュラシック・パークシリーズから14年。彼は製作総指揮にまわったものの、シリーズのDNAをしっかり受け継いだ大作娯楽映画に仕上がっている。最後のおいしいところは奴がもっていってしまって唖然としたが、見せ…

プレステージ 7点/10点

僕の好きなクリストファー・ノーラン監督の『バットマンビギンズ』の次に撮られた作品。彼の作品ではおなじみとなったクリスチャン・ベールやマイケル・ケインが出演している。まさかのSF展開だったがラストには驚いた。見終わってもクリスチャン・ベールが…

ブラック・スワン 7点/10点

痛々しい描写が多くて辛かった。鏡や地下鉄の車窓など、反射を使った演出が効果的で主人公の二面性の怖さを増幅させていた。特に黒鳥の演技が鳥肌ものだった。

世界にひとつのプレイブック 7点/10点

見る前までタイトルを「世界にひとつのプレイバック」だと勘違いしていて、何かやり直す物語だろうかと勝手に思っていたのだが、正しくは「プレイブック」だった。指南書という意味らしい。まあそんなことは置いといて。 "EXELSIOR(より高く)"をモットーに前…

ライフ・イズ・ビューティフル 7点/10点

ホロコーストを扱った作品の代表作として『シンドラーのリスト』と双肩を並べる、監督と脚本と主演をロバート・ベニーニが一人でこなしたイタリア映画。ユダヤ系イタリア人の親子の視点で描いたお話。あえてシリアスに走らずに、辛いことも気の持ちよう、ユ…