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ドラマ『テセウスの船』真犯人ネタバレ感想(最終回更新)|せいやのファンで見始めたら、、「犯人が気になる!」

1−3話まで視聴。

テセウスの船』、最初は僕の好きな霜降り明星せいやがドラマ出演ということで見始めたが、緊張感のある展開で面白く見れている。

テセウスの船

何と言っても主役の竹内涼真のみなぎるフレッシュな力と集中力がとてつもなく、それによって絵がダレることなく緊張の糸が1時間に渡って張りっぱなし。また、同じく重要な役の鈴木亮平も、緊迫した演技を見せたかと思えば、家族の前ではアントニオ猪木のモノマネを見せるなど、おちゃらけぶりも素晴らしい。

ほぼ全編が雪の積もる山中でのロケで成り立っていて、撮影が大変だと思うがどのシーンもリアリティーがあって説得力のあるドラマになっている。

せいやも全然いいんだけど普通に関西弁が出ていて笑う。あとユースケ・サンタマリアの棒読みが気になる。もうちょい上手くなかったっけ?

最初見たときから僕の大好きな『僕だけがいない街』と展開がよく似ているなーと思っていたが、第3話のラストでは再び過去から現在へとタイムスリップ。本当によく似た(というか全く同じ)展開で、原作パクったんじゃないかという気さえしてくる。

恥ずかしながら、以前僕が別のブログで書いた『僕街』の感想も置いておきます。

art-ichoke.hatenablog.com

物語は第2章へと突入するようだ。今後の展開に期待。原作は読んでないので、ドラマオリジナルとなる真犯人のストーリーを純粋に楽しめたらいいな。

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4,5話まで視聴

話が現代に戻ってからリアルタイムで事件が進行しないため、やはり展開のスピード感や手に汗握るシーンが少なくなってしまった。

また、登場人物の行動も筋が通っておらず、例えば4話で田村心が被害者の会の会場に入るか入らないか迷う箇所では、なぜ腹を括っているのに迷うのか?と疑問に思った。また、姉役の貫地谷しほりも、そっと生きていたいのに被害者と家族になるという驚きの人生を歩んでおりこれもまた理解に苦しむ。

貫地谷しほり上野樹里がメインになってきてドラマとしては見応えがあるんだが、ペース配分に気を付けて視聴者を引っ張ってほしい。

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6話まで視聴

結局4話以降で怪しかったやつが犯人という展開。やっぱりという感じで、特にこの回は事件解決というよりも竹内涼真上野樹里のメロドラマに成り下がっていた。後半戦挽回してほしい。

せいやの遺体はちょっと笑ってしまいましたね、朽ちた魚みたいだった笑。ファンなのでまたラジオでこの話聞きたい。 過去へ行って、現代に戻りまた過去へ。僕だけがいない街と全く同じ展開に驚きが隠せない。原作パクったのかな?原作だと犯人は誰なんだろ。

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7話まで視聴

現代に戻って心が追うのはもちろん、犯人と判ったみきお。ただ、7話の時点でこんなにみきおにフィーチャーしてるということは、「何か裏があるのでは?」という気になってくる。

実際、みきおの行動描写で決定的に犯人だと分かるのは「うさぎを殺したんだ」という田中のおじさんへの自白のみ。誰か他に糸を引いている犯人がいるのでは、、?

と、考察班も盛り上がるような展開だった。やはり過去に戻ったのがデカい。田村一家で埋めたタイムカプセルがラストへの伏線になっており、中身を想像しただけで泣けてくる、、。

最終回まで一気に駆け抜けてほしい。

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8話まで視聴

ついに来てしまったお楽しみ会。みきおの行動を見張る主人公・心(竹内涼真)と鈴木亮平だが、特に怪しいところはない。ラスト、みきおが共犯者に裏切られる。

あと2話でどうまとめるか。次回予告では小籔も出てくることが分かったが、さすがにぽっと出で真犯人はないだろう。

黒幕は誰か。ドラマオリジナルの展開が吉と出るか凶と出るか。

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9話まで視聴

うーんラスト2話にしてとてつもない失速。文吾さん捕らえられる→文吾さん勾留される→文吾さん連行される、という感じであまり進展がない。

今回から登場した小籔がやたらと目立つのもどうなのか。それから急に出てきた12年前の音臼村祭りも唐突すぎて入ってこない。

犯人自らフロッピー壊しておいてワープロにデータ残しておく訳ないとか、そもそも自分であんな文章残さないとか、青酸カリ埋めた場所分かりやすすぎるとか、色々とツッコミは置いておくとして、これはまさか「村人全員がグル」という説も出てくるな、と。

六平さんとか今野が呼び出しているうちに、また誰か別の人が家に仕掛けをしておいたのかなあ。

文吾さんと奥さんのピースフルな掛け合いも良かった。これがもう見られないと思うと、、。

次回最終回は25分延長らしい。視聴者が納得して感動できるラストを楽しみにしている。

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最終回10話まで視聴

ついに最終回。いやーー笑いました。

そもそも僕、せいや(まさし役)がファンでこの『テセウスの船』見始めましたからね。まさか、そのせいやが真犯人だったとは!テレビ見ながら声出しちゃいました。

前回ラストで逮捕された文吾は、差し入れの本の中を見るなり、自白を始める。心はみきおから事情を聞こうとするが、みきおは自白とともに青酸カリで自殺を図る。文吾は釈放され、心と共に、みきおに協力した黒幕を探し始める。

・・・とまあ色々あり、校長(笹野)やさつき(麻生)はミスリードだったことが分かる。そして黒幕の犯人は、過去、文吾に家族をバラバラにされた田中まさし(せいや)!みきおをけしかけて毒を盛らせるなど指示を出していたという。

こんだけ豪華なキャストが大勢出てるのに、ドラマ初出演の芸人にすべてを託すとは。やってくれるぜ。僕はファンなので嬉し恥ずかしという気持ちになりましたね。迫真の演技でしたがさすがにまさしという存在が展開的に浮いちゃってましたかね。

文吾、心、まさしがナイフを取り合うシーン!まさか竹内涼真鈴木亮平の顔のアップの流れで、せいやが顔を抜かれるとは誰が想像したんや。M-1以降、最も注目されたシーンなのでは?(笑)

毎回お約束となった「ぜっったい単独行動するなよ?」のフリからの単独行動は今回も健在だった。もはや、ほんわかした気持ちがしますね。

ラスト、未来ではお腹の中にいた心が無事に生まれ大人となり、由紀(上野樹里)との間に子供ができたことを佐野家で祝って幕を閉じる。

過去で死んだ心と、お腹の中から生まれてきて育った心、2人は同じと言えるだろうか、ということで『テセウスの船』のタイトルが回収された。そして文吾さんだけが全てを知っているという。

みきおは未来では明るく振る舞って生きていたが、これはおそらく指示された実行犯に過ぎなかったということと、子供ということで罪が軽くなったのかなと。

あと、鈴は周りからバレないように整形してあの顔(貫地谷しほり)になったのにハッピーエンドでも貫地谷のままなのは何故?という疑問がある。まあ未来が少し変わってこの顔になったのかなと勝手に解釈。

最後、慎吾が大人になっても坊主でしかも澤部(ハライチ)だったのも面白かった。急にバラエティ感のあるラストは割と好き。

とにもかくにも、話題に事欠かない、面白いドラマだったと思う。霜降り明星のファンで良かった、せいやのファンで良かった、そう思えた最終回でした。正解!