RIP スタン・リー、多くの楽しみをありがとう
朝、寝ぼけまなこでTwitterを確認していると、「スタン・リー逝去」のニュースが飛び込んできて、急に目が覚めました。
もはやアメコミ界の巨匠中の巨匠、アメコミは読んだことのない僕でも、スタン・リーは知っています。この10年間、「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」が展開され、我々のような映画ファンにもアメコミの面白さを伝えてくれました。
多くの方が彼の死を悼んでいます。それは、彼の生み出すスーパーヒーローへの愛着、ユーモアあふれる雰囲気、我々にもたらした数々の楽しみがあるからだと思います。
僕が彼の生み出したアメコミ作品を見たのはソニーピクチャーズの『スパイダーマン』が最初でしたかね。スーパーヒーローなのに苦悩する姿を描くことで、逆に人間性を浮き彫りにさせるドラマ作りに惹かれたのを覚えています。
その後は『アイアンマン』を始めとするアベンジャーズシリーズです。ユーモアあり、シリアスありで、全世界にファンが急増するのも納得のシリーズを製作総指揮として世に送り出してきました。
製作としてだけでなく、カメオ出演でちゃっかり出ちゃうというところに彼の茶目っ気を感じましたし、毎回マーベル作品を見るたびに「スタン・リーはどこに出てるかな?」と彼を探すことが楽しみにもなっていました。
最新作『ヴェノム』でも近所を散歩するお爺ちゃん役としてカメオ出演していましたね。けっこう元気そうな姿だったので、「まだまだ大丈夫かな」なんて思っていたのもあって、今回のニュースには驚きもありました。
来年公開される『アベンジャーズ4(仮)』のカメオ出演シーンは撮影済みとのこと*1です。現在のMCUはこの作品を持って1つの区切りを迎えるとされています。1つのサーガが終わるとともに、彼の時代も終わると考えると、何か運命めいたものを感じずにはいられません。
来年を楽しみにしています。たぶん涙なしには見られないだろうなあ。
彼こそ僕達の心を楽しませてくれた「親愛なる隣人」ではないでしょうか。
MARVELがホームページに掲げた、スタン・リーの言葉にもこうあります。
(c) MARVEL
「みんなが橋を建設したり、医者をやったりしている中、僕はコミックライターであることに恥じらいを覚えていたんだ。でもね、こうも気づき始めたんだ。エンターテイメントはみんなの生活にとても重要なんだと。楽しみがないと我を見失ってしまうかもしれない。ひとを楽しませる、ということは実はとても良いことなんだと。」
謹んでご冥福をお祈りします。
最後に彼の常套句、編集後記でよく使っていた締めの言葉で終わらせていただきます。
Excelsior!