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映画『アラジン』感想|楽しく観れる実写版〜主役はウィル・スミス〜

ディズニーの実写化映画を見たのは『美女と野獣』以来2年ぶりだが、本作も素晴らしい出来栄えで感動しました。

アラジン
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砂漠の王国アグラバーで泥棒稼業で生計をつなぐ青年アラジンの前に現れたのは、お忍びで城下を散策していた王女ジャスミンだった。城へ忍び込んだアラジンだったが、悪事を企む大臣に見つかり、魔法の洞窟で不思議のランプを取って来させる。洞窟の中で見つけたランプをこすって出てきたのは、願いを叶えるという陽気な魔神ジーニーだったー。

原作のギャグテイストを踏襲しつつも、原作には登場しなかったジャスミンの侍女ダリアが登場したり、「男性に助けてもらわないと自由になれない」というジャスミンの古い考えが改変され、自立した女性として描かれていました。

ハリウッド版『シャーロックホームズ』を監督したガイ・リッチーらしく、非常にテンポの良い映像で、CGIを駆使して描かれるアグラバーの街並みも美しいと思いました。

音楽も素晴らしく、まさかの冒頭からウィル・スミス(普通に人間)が登場し、彼が歌う「アラビアン・ナイト」でオープニングシークエンスが流れます。もうここだけでも鳥肌が立つほど良い映像でした。『美女と野獣』もそうでしたが、あの時期のアラン・メンケンは無双していたんだな。

そして予告から話題になっていたウィル・スミスのジーニーだが、これが非常に面白く、よく動くしよくしゃべる。彼のおかげでこの映画が成り立っていると言っても過言ではない!ランプから登場して初めて歌う「フレンド・ライク・ミー」の映像もアニメと同じくらい素晴らしいものでした。願いも叶えてくれるし、恋の相談にも乗ってくれるし、アラジンとジーニーは最高のパートナーですよね。

アラジンのダンスシーンなんかもリズミカルで心地よいし、ジャスミンに関しては原作よりも自立したキャラで歌うシーンも多かったのは良改変といったところ。

そして最後は泣かせてくれるという。。ウィルスミスは最初から最後まで圧巻の演技でした。最高でした。

個人的には悪役のジャファーも、エンディングのダンスシーンで踊って欲しかったです(インド映画みたいに)。