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映画『マイアミ・バイス』感想レビュー ヒロインが誰かに似てる 4点/10点

あらすじ

80年代に一世を風靡したTVドラマを、当時製作総指揮を務めていたマイケル・マン監督(「ヒート」「コラテラル」)が巨費を投じてリメイク。TVドラマにあった陽気さは払拭され、近年のマン監督のスタイルそのままに2人の麻薬潜入捜査官(コリン・ファレルジェイミー・フォックス)の活躍がマイアミ中南米を舞台にハードかつスタイリッシュに描かれる。ヒロイン、イザベラ役には「SAYURI」に続いてのハリウッド作となるコン・リー。(映画.com)

感想

退屈な展開

マイアミ・バイス1

2億ドルもの巨額が投じられたのにも関わらず、観ていて眠くなってしまうほど退屈な展開でした。「アクション観たい!」「カッコいい潜入捜査観たい!」と思って見ると、腰が抜けてしまうでしょう。かくいう僕もそんな気持ちで見たんですが、、。

高スペックな2人はカッコいい

マイアミ・バイス2

なんでしょうね、絵ヅラはカッコいいんですよ。ハンサムなコリン・ファレル、屈強なジェイミー・フォックスのバディはホントにキマッて見えてカッコいいです。というか彼ら強すぎですね。飛行機の操縦のシーンでは思わず「ヒコーキ運転出来んのか!(これもガキのころハワイで父ちゃんに習ったんかな…)」というコナンめいたツッコミを入れました。さらに撮影も分かってるなーという感じで、特に屋内から海を望むシーンなんかは、逆光の窓辺と海の青い水平線が組み合わさり美しいカットでした。

やはり残念なのは簡単(というかおざなり)すぎるストーリー。妻を大事にするジェイミーフォックスにはギリギリ感情移入できても、後先のない恋をするコリンファレルには全く感情移入できませんでした。

潜入捜査モノのストーリーとしても非常に簡素で、これ映画にする必要あったのか?とさえ思いました。最後の結末としても、いや中ボスのイエロ倒してもボスはどうするんだ?最初ボスをあぶり出すって意気込んでなかった?と、モヤモヤ感マックスでした。

ヒロインが…

ヒロインのコン・リー

ヒロインを演じたコン・リーはどこか気になる魅力があります。が、Amazonのレビューで「誰かに似てるなーと思ったら大鶴義丹だった」という書き込みを見ました。確かに似てる(笑)。思わず笑ってしまいました。

音楽についても微妙でしたね。1つ1つの曲はクールなテイストで良いんですが、、。次のシーンの音楽を前シーンの終わりから流して、すなわちまたいで使うという手法を取っているんですが、この映画の場合はなんか間延びした感じになってしまって非常に残念です。無駄なシーンはカットして、とっとと次に行けばテンポよく見せられる気がします。2時間17分も要らないです。長くても2時間には出来ます。

まとめ

久々に退屈な映画を見ました。潜入捜査モノだったら絶対に他の映画を観たほうが良いです。『マイアミ・バイス』はTVシリーズのほうが有名でしっかり楽しめるようですね。今回は厳し目に4点でしょう。